蕎麦のページ'05年其の休。
10月。 いち早く「新そば」だぞぃ。 


籾摺り機、転用。1升1.15kg


 脱穀した玄蕎麦は天日に2回干し約6.5Kgだった。
さてこれからそば粉にするには。。。と経験者に聞いたりネットで調べたりしたが、専門業者に粉挽きを頼むにも量は少ないし、「挽きたて」「打ちたて」という風味も味わいたいし、何とか工夫して自家製粉を目指すことにした。
 皮を剥ぐ「丸抜き」をすれば、すり鉢とかコーヒーミルでも行けそうだが、その「丸抜き」が解からない。皮を剥ぐイメージが似ている「籾摺り機械」を使ってみることにした。
 結果は「ダメ」皮も剥げるが、実が割れて中途半端な「粉」になってしまう。本来は玄米の取出し口からは皮の剥げた実と白い小さめの黒い実が混ざって出てくる。籾殻が出る所には蕎麦殻と粉が一緒に出てきてしまう。結局は籾摺り機能とは逆に、圧力を調整して「籾と米糠の排出口」から蕎麦殻と粉を回収し「ふるい」で「そば粉」を分離した。2升2.3Kgを機械に掛け粉に出来たのは1.1Kg。
 殻は350g程度しかなかったので、粉にし切れない粒々と機械の中に留まった分とで850g程ある。

 1番/2番/3番とそば粉にして収率は8割位になるらしいが「籾摺り機」と手持ちの「ふるい」併用では、3番粉までは出来ず、収率も50%足らずだった。次は別な作戦を立てよう。。。


そば粉には少し荒かった、これは20/cmメッシュ。


何とか打てたようだ。


伸びがイマイチ、太さはうどんみたい。


麺にはなった。



 早速、「挽きたて」を打ってみたが、どうも今まで打った粉に比べれば、ザラついていてパウダー状の肌理にはまだまだ。手持ちの「ふるい」の目(20/1cmメッシュ)程度ではまだ荒いようだ。
 まぁ、まずは食って見ようと気が急いて、あまり薄く伸せなくて太めにガツガツと切って、試しに少し茹で、ザルで食べてみた。「オオッ!!これは旨いそばだ!」とまぁ味以上に。。。
 粉の粒径は大きいし、殻の粉も相当入り随分「色黒のそば」だ。伸びも悪くて舌触りを心配したが、どうしてどうして茹でて食べると意外に食感はいい。
 その後は、寒くなってきているし「キツネ柏そば」で食べた。満足(自己)、満足。


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