徒然なるままに

2009

 '09,1  '09,2  '09,3  

 

2008

 '08,1  '08,2 '08,3  '08,4  '08,5  '08,6  '08,7  '08,8  '08,9  '08,10  '08,11  '08,12 

 


'09/ 3/29 山仕事: キノコの植菌は3月のうちに。

 去年の秋は、一昨年植えつけたクリタケ、ナメコ、ヒラタケの恩恵に与った。
椎茸は去年、植菌したので収穫できるのは2夏過ぎてから!とその購入した種駒の箱には書いてあった。順当に生えれば今年の秋には採れる。という目論みなんだが、実際に生えるかどうかはその時になって見ないと分らない。

 野菜とかの作物はそのシーズン中に結果が出るけれど、2年越しで生えてくるキノコのようなものは生えてきたのを見つけると、それまでに待った時間の長さ分感激も大きいような気がする。今週はいくらか伐った雑木があるので収穫できた先の「クリタケ、ナメコ、ヒラタケ」それぞれ5、6本づつとまだ収穫できてはいないけれど椎茸も10本程追加しておいた。今年の追加分はホダ場も少し変えて今までは休憩小屋の近くで少し日陰になる斜面だったものを、今回は杉林内をホダ場とすることにした。場所を変えればひょっとしたら生える時期も最初のものとはずれるのではないか?と!?。
 というのも、野菜もそうだけれど、雨後の竹の子の如く!ってな感じで収穫時期は集中して生えてしまうので、もう少し時期がずれて生えてきてくれると、よりありがたい。ということなのだ。まぁ結果はどうなるのか分らないけれど、上手くいったら嬉しいか!と。

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今週の・・・

 WBC!野球らしい結末で日本V2

 定着したサッカー人気にトップの座を奪われているようなプロスポーツ界の野球。まだまだ世界各国を網羅するようなサッカーのワールドカップには及ばないものの、特に決勝トーナメントは数多くの漫画なんかでも描かれるようなこれぞ野球的展開だった。延長10回イチロー好打とその回裏ダルビッシュの押さえで勝利。前回に続くV2は日本チームと観戦者にとっては不景気世相にも憂さ晴らし的な気持ち良さ!だったはず。ラジオが日中の情報源の山仕事時にも番組の中でも都度流される回を追っての経過は面白かった。帰ってからのTVニュースはWBC一色、翌日の朝刊は見開き全面と関連報道に多くの紙面を割いていた。

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 ETC割引施行の週末。

 あいにくの寒の戻り天候で東北圏は「何処まで・・・\1,000」による高速での混雑は関東以西では何箇所かあったと云う渋滞振りではなかったようだがSAの混雑は今までの倍程!とか県外ナンバーも多く!とラジオでは報じている。これから春を経て行楽期の利用者は確実に増えるはず。
 それにしても機器の供給は相変わらず追いつかないようだ。ブランドは多いがOEM生産が多いのか?元々の生産Capaが小さいのか?ネックになるキーパーツでもあるのかなぁ。
 当地では「機を見て・・・」ってな感じの、事に於いて利に聡くすばやく賢しい動きは「勇・・・」というよりは「さゃぁ〜ず(才覚)が利く」というような言い方をするが、「お〜ここの方が安いなぁ〜」なんて1週間ほどネットを巡り歩いているうち、アレヨと云う間に買えなくなってしまった菊爺などは「さゃぁ〜ず(才覚)が利く」には程遠い。まぁ「さゃぁ〜ずもなければ金もない。けれど時間は有るのだからシタ道でもゆっくり行くかぁ・・・」(笑

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 民主党首小沢一郎氏への献金報道、相変わらず盛ん。

 好むと好まぬに関わらずあと半年ほどの間に衆議院選挙が行われる。
今週立て続けに本年度の国家予算、景気対策付き補正予算が衆院賛成、参院反対、結果衆院2/3条項で押し切り。これら関連法案の詳細はどれだけ周知、認識されているのだろう?
内閣議案は結局官僚作成の政策だけに抱き合わせ潜り込ませて通過させる常套手段もまた面白くない所!NHKの週間子供ニュースでも取り上げられる程の小沢一郎氏周辺報道に耳目を集中させるようなメディアの動きが続いている中、財務省副大臣の平田耕一氏はインサイダーまがいの株取引で引責辞任したそうだ。ニュースで取り上げられる事も殆どないけれど、麻生内閣発足以来、閣僚の不祥事辞任は中山成彬元国交相、へべれけ会見で辞任した中川昭一元金融財務相と早くも半年で3人目。現役経済産業相二階博氏も一部西松建設からの献金疑惑が報じられているが、現政権の国務大臣職と野党党首の取り上げられ方からすれば報道量の違いは逆ではないのか?世間の期末、ドサクサ紛れ的に物事を決めてしまう立法府。あと半年中にある国政選挙に対する有権者の今度の選択は?
 
 確かに金権政治手法と共にここに至った小沢一郎代議士が日本の首相に最適なのか?と思えば自分は首が傾げるが政権交代出来る状態に持ってゆくとする主張は一貫しており、共感している。目先を変えたお話ししかしないような首相よりはずっといいが表現力の劣性は岩手県人気質か!?本人自身、現首相のような権力への執着は意外とないように思える。
 現状に不満を持ちつつも変わることへの恐れか?自らの選択を好まない国民性なのか?世の中は大きく変化している中で、結局は大きくは変わることのなかったこの国の体制。5,60%が常の投票率に現れるような有権者の諦め意識自体が壊死状態と揶揄される様な政治体制を招いているのかもしれない。
 噂話は消えるのも75日というがそんな時間だけ人の気を惑わすセイジトークが選挙までは続くはず。いっそ日本国憲法下では過去1回しかなかったと言う衆議院任期満了で行う選挙の方がいいかも!?その方が政局とかいう有権者の意思とかけ離れた内輪劇で3度も無選挙首相を見せられては国民参加意識なんてのは希薄になってしまう。この4年間、何が起きてこの国がどれだけ進歩したのか後退したのかをよくみて1票は投じたいものだ。

 
'09/ 3/22 山仕事: 丸太運びの合間、春の陽気に誘われて。

 杉林内に伐採してあったログ用材は搬出中。先シーズン少しは身に付いたかもしれないロープワークとPower UPしたハンドウインチ。それに一番効いているのはやはり先シーズン交換したゴムキャタなのだろう。去年は四苦八苦して引張り上げたログサイトまでの搬出は比較的楽に運び上げられている。
 まぁそれでも、それ程筋力を使っていないノッチの刻みなどよりは随分チカラワザなのだろう。作業中に飲み干すペットボトルが増えてきた。かく汗も昼食時にはシャツを交換したくなる程。まぁ今週半ばの汗の量も運動量というよりは、陽射しの強さとか3月にしては随分高い気温の上昇によるものが一番の要因かもね!?

 そんな週後半、天気予報は、最高気温19℃だと!・・・。直前まで天気予報を報じるサイトによっては雨もアリ!だとか迷いそうな予報が時間帯で流されるのだけれど、それだけこの時期の天気は変わりやすいのかもしれない。あんまりサイト情報を当てにするより須川岳にかかる雲だとか夕焼けを信じた方がいいのかもね(笑  

 通勤快速号のAX-1もそろそろ準備しないといけないし、丸太運びもチョイ飽きてきたので、この週最高になるかもしれない気温予想に誘われて宮城県北上町神割崎までショートツーリング。チマタでは潮干狩り時期にも入ってきたかも!?という事でお昼はアサリ汁。志津川のスーパーで買い求めたアサリは韓国産だってけれど、この際ゼイタクは厳禁で(なんていいながら丁度売っていた豚リブとそれに合う飲み物につられて)程ほどの買い物をし神割崎へ・・・

春分の週、日の入りは土間出入り口の正面。クリックで画像を別ウインドウで表示します。

 作業小屋ログキャビンは東西南北に正対している。
ということは春分の日と秋分の日、東は窓の正面に日の出。西はロフト端に設けようと思っているオープンデッキから夕日が真正面に見えるはずだ!と。

 この日、西側に面した一階にあたる土間の出入り口正面に夕日が沈んだ。

 

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今週の・・・
 ETC狂騒。

 今月一杯、高速道路通行料金のETC機器取付けに対し助成金がでるようだ。
経済対策の一政策である高速\1,000料金と呼応するような補助金なので、タイミング的には丁度いい。この機会に自分も!と思って検討し始めたのだけれど、まごまごしている間に「売り切れ」店続出。もっとも菊爺のねらい目はとにかく安いトコ!がプライオリティ1なので、当然そういうところから品切れになって行く。以前は¥0円ETCなんてのもあったのだけれど、今はそんな所はない!中古オークション愛用者としても、なんとこれを書いている時点で検討し始めた今月頭からこの20日頃までにオークション相場でも価格は倍になっている。まぁTV報道でも通常の2倍とか3倍の売れ行きと言っているから需要と供給バランスからすればそんなものだろう。

 もともとそれほど高速道路の使用頻度は高くないのだけれど、バイクの長距離ツーリングではシタ道を走って数週間も旅をする!とかいうセイシュンツーリングは出来ないので貧乏セイネンよりはちょっとは金回りのいいオジサン達は高速道路を使って時間を買うのだ。な、ものでバイクで高速をというとあのチケットを受け取ったり料金の支払いが結構厄介なのだ。グループツーリングならなおさら必然的にインターは一服場になってメンバー全員の手続き終了を待ったり、揃ったりという事になり、反動はロスタイム回復の秒速70mを駆使する事になる(笑

 便利なETCなのだけれど、気懸りもあってクルマより煩雑なICの出入りでもETCに踏み切れなかったのは料金的なアドバンテージが今まではたいしたことない!と感じていたし車検証、クレジットData、時間を記録されてしまう気分の悪さもある。
一 取扱番号/  二 利用年月日/  三 利用時分/  四 利用IC(自)/ 五 利用IC(至)/  六 通行料金/  七 車種/  八 備考
 といったDataが過去124日間ETC利用証明書明細として確認出来、区間を秒速30mを超え通過し出入りした場合は速度超過の動かぬ証拠となってしまうね。
 けれど何所まで行っても\1,000(実際は太郎クンの過大広告(いや、よく解ってない)だけだったが)というのはやはりグラッと来るものがある!!

 ま、自分もこの少し胡散臭い企みの恩恵を少しでも回収しようとETC導入をしようと試みたのだけれど、狂騒状態に圧倒されて今は様子見状態となってしまっている。う〜んそれよりは、もはや雨を弾かなくなったバイク用雨カッパだよなぁ・・・と少し冷静を装う頭の一部に同調して、まずは雨合羽に計画予算は化けてしまった。
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 外れクジ券を引いたかのような怨恨でもないけれど、せっかく税金の一部が周ってくるような感覚の恩恵とやらにも、一縷の胡散臭さを感じるのは何故なんだろうと考えてみると。
第一に、何でETCユーザーだけが\1000の高速料金になるのだろう?経済対策なら現金支払いユーザーだって同じだろう。一杯走って一杯ガソリンを使って油売りの懐を潤し、観光地に押しかけお金を使って経済貢献を果たし!と、それにETCは関係ないもんナ。

「ETC車載機器新規導入助成」というサイトには
 「有識者で構成された「サービスエリア等資産譲渡代金の還元策に関する検討委員会」の報告、及び国土交通省からの「保有資産の還元策」についての要請に基づき、検討した結果、ETCの普及促進は渋滞を解消し、CO2の削減に非常に有効な手段であり、公益的な要素が大きいと判断し、当財団の保有資産を活用して、ETC車載器新規導入助成事業を行うことにしたものです。」
 と書いてある。なんか言葉をつなげるほど胡散臭さが漂う。資産還元とかは現金ユーザーには還元されないわけだし、CO2削減なんてマジメに謳うなら、標準装備にするべきだし、どうもおかしい。そもそもこのHPを出しているところは「財団法人高速道路交流推進財団」とかいう高速道路のSA/PAの整備・管理・運営を行う公益法人という事になっていて、いわずと知れた国交省の天下り組織という事になる。しかもあと2年で解散。と・・・内部留保の53億円が助成金に化けた!?。事業規模の割りにはそんな大金が出せるものか?それが天からの下り人が成せるワザというものなのか?。転んでもタダでは起きないのがオトナの証かもしれないしセイジはそんな集合。ただそんな遣り繰りだけなら鉛筆舐め舐め帳尻あわせに励む官僚セイジに他ならない。アウトバーンを作ったヒットラーはそんなセコイ事はしなかったと思うが。むしろ輪をかけて阿漕(ヶ浦)な事という事か!?

 金の出元はSA/PAの上がりらしいのだけれど、そもそものシステム開発・整備はどうやって!?というと「道路システム高度化推進機構:ORSE」というやはり外郭団体が司っていて理事長は元トヨタ社長の張 富士夫氏が就いている。車検証情報をETCに入れるセットアップなんて「i Pot」を使い慣れたPCユーザレベルでも簡単な事だし、取り付けなんてナビ取り付けレベルと変わらない。それをセットアップ料金なり取付け費用で認定ショップに施す!という手法を編み出しているのがここだ。やり口はウ〜ン「お前もワルよ、の〜」「イエイエお代官様ほどでは」というような会話が聞こえてきそうだ。その他、道路というかその道路を走るクルマを元にしたカネを吸い上げるシステムはトヨタとかのクルマメーカーは当然だけれど「道路経済研究所 」とか「高速道路調査会 」などのクルマ・道路を食い物にするかの如くの官製組織には経団連会長 御手洗富士夫氏が就いている。「おぬしも〜」と連想する事に違和感はないわけだ。

 で、菊爺が求めるバイクへのETC導入はさらに経済的ハードルが高い。何せ認定機器はJRCという昔からのお役所御用達メーカー1社だけなのだからコストが下がるわけがない。もっともマーケットがクルマの何百分の1ほどしかなくて旨味のない市場で振動対策だとか防水対策だとかわけの分らないようなレギュレーションを押し付けたなら付いて来るメーカーだって馬鹿じゃないからリサーチして儲けが出なければ参入するはずがない。けれどクルマの中でレコード(古いなぁ)を聞くようなCDなりDVDを実用化している商品開発力からすればなんてことはない。防水対策なんてシーラントを塗り込めば事は済む。なんか2輪に恨みでもあるのか!とオジサンは怒ってしまうゾ!。だから軽4輪登録の自主運用なるユーザーが増えるわけだ。つくづく2輪は虐げられているなぁ。

 まぁ騒ぎが収まり、価格が落ち着いて2年とかいう(ホントに2年で\1000料金を戻せるのかねぇ、民主党内閣になれば彼らは高速はタダで!と言っていたからなぁ・・・慌てた太郎君の\1000政策だったので政権交代ならチャラだね)期間内であれば再検討に入る事にしようかと鬱々たる思いのバイク乗りでした。(笑
 でも雨合羽の選択は正しかったかも!?冬以外は燃料費セーブのバイク通勤だもんなぁ・・・
  あ〜今回は恨み節全開だったなぁ、次回はウツクシイ話題を書きたいものだ!
 
 ガッカリ感に浸ってる時に助成補助の期間延長とかのニュース。オシ!今度こそ!(笑
それにしても、本当に「渋滞を解消し、CO2の削減に非常に有効な手段であり、公益的な要素が大きい・・・」なんてモンならレンタルとかも有っておかしくは無いだろうし、やたら許認可、監視同然の縛りと厚化粧の塊りのような日本の高速道路のあり方が変わる事は何時のことだろう?と思うのだけれどね・・・ 

'09/ 3/ 15 山仕事: ログ材伐採と旧材搬出に取掛かる。

 先週、ストックの切れたログ材補充のため、去年搬出し残していた残り材の運び出しと新規材の伐採に取掛かる。
 さて「木〜伐りだ〜」と週初めからスタートしようかと思ったが、先週手配しておいたハンドウインチが、まだ届かない。運搬車に取り付けた簡易小型クレーンについていた巻取り式のハンドウインチがやはり・・・というか壊れた。Spec的には1000LBSと書いてあったので450kg程を引けるということらしい。ま、「中華ツールなので・・・」とは思っていたが駆動用ギヤの山がつぶれて空回り状態になってしまった。普通こういうギヤは欠けたりはするだろうが磨耗で減った分けじゃあるまいし「ナメル」状態でつぶれるようなギヤはないだろう・・・。憤り詳細は後述!
 コスト優先の結末はこういう事に。とは想定範囲ながら、このままではしようがないので、代替品をということで、この巻取り式ハンドウリンチはピンキリ状態で一杯出回っている。な、もので取り付け穴位置は長穴なので結構選択範囲は広い。当初付いていた1000LBSに対して2000LBSとやらのものをヤフオク入手!!まぁ期待はあんまり持てないけれど、耐荷重(!?)は倍増しだぞ!というような精神的余裕度は多少UPしたかも。

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今週の・・・
 庵周辺は9日が鶯の初鳴き。

 去年は3月24日だった。仙台では3月11日盛岡は3月9日。
今年、9日にその鳴き声を聞いて、翌日も鳴いている、その次は随分気温が下がりウグイスの声は聞こえなかった。仙台と盛岡の気象台サイトで「生物気象観測」というデーターを見ると、まだ両方ともウグイスの初鳴きは記載されていない。多分去年の24日が初鳴きと思ったのは、その日たまたま気付いただけなのだろう。今年は当地雪が多かった印象なのだがこういった生物気象観測とやらの推移を見ていると確かに彼らが感じている春の訪れは早まっているようだ。
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 過剰品質と過小品質
ホムセンDIYツールが「よく壊れる。」事は日曜大工趣味なオジサンは常識的な出来事だろう。なにせ売価の安いのは中華系工具が圧倒的でその出来栄えも信頼性も千差万別。「それなりに・・・」使いこなせれば「それなりに・・・」機能は果たせるものの無理は効かない。

 BOXレンチセット¥980なんてのは聞いた事のないブランドなんかは百花繚乱の如く。「安物買いの・・・」という思いをしたオジサンもそれこそゴマンといる事だろう。
 でも、だから中華はよくない(まぁ事実よくないのが多いことも確かな実感だけれど)と排斥する事もないんじゃない!?と最近はよく思うんだよね。うんと昔、菊爺も初々しい青少年時代に猫も杓子もギターを持てはモテル(と錯覚した)時代があって、少しのめり込めば電気楽器にはまる層も出てきた時代。ギターの雄「Fender」製のエフェクターなるものをばらして回路を丸Copyした時代があった。FazzとがBazzとか「ジューン〜〜」とか「ギュワーン〜〜」とか原音を歪ませたりして「これがロックだ」という音を奏でさせるソウチだ。
 009Pという9V電池が電源だったが、トランジスタ回路構成の段間カップリングコンデンサの耐圧を見て少なからず驚いた記憶がある。常識的には電源電圧が9Vなので、オートマチックにそれ以上の耐圧を持つコンデンサなどを使えば特に何の問題もないだろうと思うのだけれど、その「Fender」の回路には6Vとか場所によっては4,5Vとかいう耐圧表示の電解コンデンサが使われていたのだ。
 確かにその部品の両端に加わる電圧は正常動作の時にはもっと小さな電圧しか加わらないので、それはそれで問題はないのだけれど、手っ取り早く電源電圧の9V耐圧という選択をしていないところに、これが「合理的な設計」なんだろうという妙な感心の仕方をしたものだった。
 でも何か(コーラをこぼしたり)した時に”プシュン”と逝かないのかね?まぁ006Pじゃね。

 大分、前フリが長い気がするけれど今回壊れて使い物にならなくなった公称457Kgウィンチはコスト優先で中華製。多分ちゃんと500KgOverで壊れてしまった。Made in Japanなら多分壊れなかったろうなぁ!?と思いつつ交換品もマタマタChina製!なにせ金ナシ暇アリ境遇では必然の選択ながら、チョイと思い直し今度は倍増しの約1000Kg耐力を奢ってみた。たぶんJapan製なら500Kg耐力でも安全率をあてにしてすれば1000kgも曳けるんじゃないの?という期待もあるのだけれど20%増しコストで倍耐力品を選べるChina製とJapan製ならそんな選択ではコストは3倍にもなる商品構成では選択できないのだねぇ。
 まぁそんな重量物を扱う現場ではイチイチ負荷重量を計って作業するわけでもないし、目分量という事になるわけだし、壊れて初めて、その負荷が結構重いんだねぇ!などと認識するようなもので(それはアマチュアだけか!)やはり道具は耐力なり許容度は安全範囲を充分カバーするようにしなければならないことは鉄則だろう。
でもやっぱりねぇ限られた投資範囲内ではそれなりに無理をするもので・・・(- -;;

 最近、春めいてきて作業もマタマタ新しい丸太伐採やら、運搬やら、重量物の扱いが増えてきているので、不具合道具とかより能力の高い道具への更新サイクルに入っている。中華製の2倍3倍コストまではまかないきれないので、せめて耐力数値だけは壊れて懲りた公称数値の倍増し値を選択しつつ、今シーズンは、やって見よう!
 
 
'09/ 3/ 8 山仕事: ストック材は底をつき、小道具を追加。

 ログ積みは4段目に目処がついたところでストック材が底を尽いた。あとは杉林内の葉枯らし材を運び出すまで滞っていた周辺整備を・・・なにせ去年は暖冬、温暖化とかとか言われる状態で雪は随分少なかったんだなぁとあらためて思う。今年は反動もあるのか去年に比べれば雪はずっと多くて林の中はまだ雪が残り運び出しはもう少し先。

 啓蟄という週、雨水の雨は1節気位後ろにずれた感覚だけれどこの雨は庵周辺大方の雪を融かしてくれた。雪は融けたけれどぬかるみは残った。林内の土も柔らかい。それでも日があたれば陽射しは強くなって来ているので乾燥は早いかもしれない、日あたりには蚊よりも小さな羽虫が飛んでいた。地面が安定するまで周辺作業で休憩小屋内に本棚とサイドテーブルが出来た。さて週明けはキノコ植菌もしないといけない。手元に届いたチェーンソーにつけて使う半割り等縦挽き用アタッチメントも試さないと・・・
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今週の・・・
 久々、通勤快速単コロAX−1を始動させた週末。長〜いクランキングの後、しょうがないな〜みたいな感じでシブシブ目を覚まし、250cc水冷DOHC単気筒は回転し始めた。徐々にチョークを戻し回転の安定域を下げながら車体の周りを一巡り二巡り。8M25mmの六角穴CAPボルトの欠落、見〜ッケ!
 暖かい時期は40Km/L-over。意地になってアクセルを回したりしなければ平均でも38km/L程度は走ってくれる優良児AX-1。雨の日以外は庵行Short Touringに欠かせない20歳にもなるバイク。短所は2輪だけに積載能力が全くクルマとは比較にならない事、それを少しでも補おうとリアキャリアに40Lほどのプラスチック製の箱を取り付けている。50ccのスーパーカブなどを常用しているオジサンもご愛用の一品だ。これが重宝なモノでちょっとした手荷物を入れるのに丁度よく年中使っていたが、それを載せているキャリアの止めボルトが、ま、振動でだろうが1本外れてしまっていた。致命的なトラブルに至るでもなく、このオフシーズン、雨の日の気まぐれメンテナンスで見つかった。

 啓蟄の週。虫も這い出して来たようで、動きは鈍いものの庵周辺でも見かけはじめた。けれど、ちゃんと虫らしく活発に動き回るのは気温10℃は欲しい所だろう。バイクに乗っているとよく、虫達の活動域と気温の範囲が重なるようだ。厚着をしても10℃を下回るとン10Kmの連続走行はあんまり速度は上げたくない!芯まで冷えるようで寒い。それを上回ると寒さにも堪えられそうで、同慶の侯がチラホラすれ違う季節になるのだ。快適な通勤体制を保つ為にも、エンジン始動もそうだけれど、オイル、油脂類、耐久性の低い部分の点検は欠かせない。高齢機器となれば尚更。プリミティブな!といわれる乗り物もそれほどの高尚な技術を備えなくともちゃんと取扱説明書なりサービスマニュアル類に沿って点検し可愛がってやれば素直に応えてくれるものだ。このAX-1で通勤し始めるのはあと一月はかかるかもしれないけれど、啓蟄の週、機嫌を伺っておくにはいい時期。

 上村愛子4連続五輪出場!7日世界選手権猪苗代大会で優勝し「来年2月のバンクーバー冬季五輪代表に内定した」との事。高校生で出場した長野大会からの連続出場とるが、すごいと思うのは大会の度に、成績を上げてきていることだ。スキーは奥が深い。

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 あんまり生臭い話題は嫌なのだけれど日本のセイジがコミカルになって来た。

西松建設の政治献金騒動。小沢一郎民主党首が槍玉に上がっている、この際小沢議員は得意の豪腕さで一蓮托生!オクエンであれマンエンであれミンシュ、ジミン党派よらず引き連れて政界を去ったらどぉか!?変にバイアスの掛かった当局も一緒に。その方がすっきりするし、総理になるよりも世のため人のためかも。いづれスケープゴートとして晒されておわりではねぇ。
 パチンコの換金システムと同じだろ!とか言ってるブログもある。民間賭博はご法度だろうがパチンコ屋の駐車場脇で堂々と換金用景品が買い取られ又パチンコ屋に戻る。そんなのを累積したらナン兆円になるか?10年累積したら国家予算程にも(笑

 自分も小沢議員の選挙区県民なので気になって中央政治に目を奪われがちながら、県議会でも知事の土下座光景を初めて見たしかも2度(笑。 官僚出身知事の技なのかな!?解決策はこんな事じゃないはずと思うのにハ〜〜ァ。 

 ちょうどそんなニューズが流れた後のNHKの取材で「ソマリアの海賊その実態は・・・」という特集をやっていた。海上自衛隊の派遣では他国、僚船が襲われているのを見つけても何も出来ないとか、銃は撃つのか撃てるのかとかしょうもない論議が堂々巡り 。隊員みんなテッポウ撃ちを練習してるれっきとした軍隊。・・・ごっこはやめようよ。お仕事なんだから。
 そんな中、同海域を警備するフランス海軍は海賊57人を捕らえたとの事。日本ではなにが正しくて何が正しくないのか判らなくしているのがセイジか。気の抜けそうな時代になったものだ。

 7日、岩手県議会は「不正経理返還金」を3分の2を県民負担とする補正予算で可決させたようだ。そもそも「不正経理」との表現自体おかしいし、何故ご法度を犯した人間、組織自体が全額払わないのか?到底理解も納得もできない。


'09/ 3/ 1 山仕事: ホダ木用と山道乾燥の為に北側斜面の木を伐った。

 庵の位置から須川岳への方角は西北西方向。今時期の葉っぱの落ちた林からは場所を選べば何箇所かその須川岳が見える。
 葉っぱが茂っている季節はゆったりしたその山容全てを見ることは出来ない。位置的には結構カタチのいい須川岳が見えるはずなので雲にかからない日はその日その日の風景として見たいものだと思っていた。
 ちょっとしたきっかけでホダ木が欲しいという方と知り合い、庵に登る北側斜面の雑木を提供する事にしたのが去年の暮れ。仮称ホダ木爺さんが伐採に取り掛かったのが1月中旬。およそ1ヶ月チョイで彼は登り道、北側斜面の雑木を切り終えた。その斜面には大きな実が生る栗の木が何本かあるのでそれは残してもらった。替わりにと言って少し上部の道の脇のナラ、サクラ、シデの木を何本か伐ってあげた。いくらか自家用のホダ木も確保したが、伐ったのは須川岳を正面に見る為には邪魔になっていた木を倒した。

 須川岳・西北西、正確には方位角284.5度となるが、5月と8月の日の入りの方位は丁度その284.5度も含むのだ。新緑の季節と真夏には今回伐採して視界の開けた山道7合目と言うのかその辺りから須川岳に沈む夕日が見えるはずだ!と今から期待している。
 もう一つの期待は折れ曲がった登り道の半分以上に昼前から日が当たるようになることだ。今の積雪時期はどうしようもないが、それでも雪が融けるのにはプラスになるだろうし、雪融けや雨上がりのぬかるみからの回復はずっと早くなるはずなのだ。出来れば今回余裕の出来たヘヤピンカーブの周囲を広げて普通車でもスイッチバック無しで登れるようにしたいものだ。

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今週の・・・
 チェーンソー3台目導入!

 排気量は今までの37.2ccと28.5ccの中間、31.8cc【ゼノア】G3201EZ3-25P12 という機種を選んだ。
 現有一番小さなヤツは横型と言われるTopハンドル式で10インチのカービングバーに25APのフルカッターで使っていた。細かい作業とか切り痕の目の細かさは好感をもてるのだけれど、気に入らないのは排気口が右サイドにあり上下に切る時は支障がないが。歯を横にして使う時が自分にはダメだ。どうしても排気が身体に当たる。最初のトラブルはやはり横に寝かせて切っているときに腿から股の辺りが暖かいなぁ・・・と思いながら切っていて、途中で見たらツナギの股の部分が溶けてしまっていた。溶けたのはツナギのジッパー下側で、そのツナギがダボダボだったから良かったものの、ピッタリした作業服だったりしたら大変な事になりそうだった。
 それからは注意して使っていたのだけれど、雨具を着て作業していたらやはり横に寝かせて作業したあとカッパ上着の前部分が大きく溶けてしまった。2度も服に穴を開けてしまう愚かさもオトボケだけれど、始動をこじらすと結構手を焼く事もあり、縦型軽量、前方排気のカービング用を探していたのだ。となるとモデルチェンジで50ccを超えた346XPはずっと先だなぁ!

 で、1stインプレッション。
軽い!パワーは充分!始動性も良い!立ち上がりも早い!エアークリーナーへの切り屑付着が少ない!燃費はそれなり。この中で「軽い」はいいのだけれど頑張って軽くした分、造りは大分デリケートそうだ。一部ネット販売サイトの評価を行っている所での耐久性分野での評価点の低さはこの部分かもしれない。ま、ダイキャスト外装で覆い、ハードな扱いに堪えるヨ!だからプロ用、と称するモデルよりは丁寧に扱えばちゃんと使えますよ。という事かも。
 この日28.5ccのES-2500Vは「小吉」。31.8ccの G3201EZ3は「中吉」。37.2ccのESK-840は「大吉」と愛情を込めて命名された。 


Past.Memo.    

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